カタツムリと出会って(泉山幼稚園)

『ひとりで』から『みんなへ』と広がっていったカタツムリのお世話

6月3日(木)

【子どもの姿・その中で経験していること】

Rくんが園庭の壁にくっついていた小さなカタツムリを発見!虫かごに入れて捕まえることにしました。自分が見つけたことに大喜びし、さっそく飼育ケースに入れてみました。しかし、そのカタツムリは捕まえる前からずっと殻にこもりきりでなかなか出てきません。そこでカタツムリの本を用意してみると興味津々でページをめくり、読んでいく中でカタツムリの生態(雨に濡れると元気になること、野菜や卵の殻がエサになることなど)を知っていきました。霧吹きで水を上げたり野菜の切れ端を調理場からもらって飼育ケースの中に入れ、しばらく様子を見ていると「カタツムリでてきた!」と喜びの声をあげながら保育者に見せに来てくれました。「かわいいなあ」「俺が守ってあげるんだ!」と大興奮!元気に動くようになったことに喜びを感じ小さな命を守りたい(お世話をしたい)という気持ちが高まっていきました。

 

【この遊びを通して経験して欲しいこと】

自分の手でお世話をしたいという思いを実現させてあげたい。

友達と一緒にカタツムリの動きをじっくりと観察したり、お世話をしたりする中でカタツムリの生長を共に楽しんでほしい。

【そのために必要なこと】

・目の届きやすい場所に飼育コーナーを作ったり、使いやすい霧吹きや野菜の切れはしを用意したりして、水、エサなどを自分で与えられる環境を用意する。

・クラスのみんなにカタツムリのことを一緒に知らせてみることをRくんに提案。

 

6月4日(金)

【子どもの姿・その中で経験していること】

朝登園すると真っ先にカタツムリの様子を見に来たRくん。霧吹きの存在にも気が付き、自分で水を吹きかけてお世話をしていました。そんな中で、保育者がクラスのみんなにカタツムリのことを知らせてみないか提案すると、「いつみんなに教えるの?!」とワクワクそわそわした様子でその時が来るのを待ち構えていました。お部屋の時間、Rくんと一緒に昨日見つけたカタツムリのことを伝えると「みんなで飼いたい!」「名前つけたらいいんちゃう!?」という声が上がってきました。Rくんも賛成し、名前を付けて皆でお世話をすることに!話が終わった後、早速飼育コーナーに集まる子ども達。「Rくんがみつけたんやー!どこにいたん?」「私もお水あげたい!」と、Rくんも友達に囲まれ、少し照れ臭そうにしながらも嬉しそうにしていました。

 

【遊びの中の学び】

捕まえたRくんしか知らなかった小さなカタツムリでしたが、クラスの時間にそのことを伝えたことで興味を持つ子どもが増えていった。“飼いたい”という気持ちに合わせて飼育ケースや図鑑などのアイテムを用意したり、子どもの目に届きやすい場所にお世話コーナーを設置したりしていたことで、主体的にかかわる姿に繋がった。

お世話をすることを通して愛着が沸き、触りたい時は指で優しくそっと触れるなど小さな命を大切に扱うようになりいたわる心の育ちへとつながっていったように思う。

 

***みどりのなかのようちえん***

泉山幼稚園  http://www.senzan.ed.jp/