1人の気づきからクラスみんなの興味関心に!
6月17日 てんとう虫の幼虫?を発見!!
子どもの姿とこの遊びを通して経験していること
- 学年の栽培物の成長を楽しみにしていたAくんは、いつもベランダに足を運んでいました。すると、ピーマンの葉に黒い小さな幼虫を発見!いつもこの辺で、てんとう虫を見つけていたAくんは「てんとう虫の幼虫かも」と虫かごで飼うことになりました!
- 今までの虫探しの経験から幼虫のエサを“ピーマンが好きだろう”と予測し、えさはピーマンの葉にすることに!🍂しかし周りの子どもたちは「本当にてんとう虫?」と信じていない様子…。
この遊びを通して経験してほしいこと・保育者の願い
- 生き物への興味関心を深めてほしい。
- 自分の考えを相手に伝えて、友達と様々な発見を共有してほしい。
そのために必要なことは…?
- クラスのみんなにも興味が持てるように虫かごの置く場所を工夫したり、名前の表示をつける
- “てんとう虫かもしれない”という発見に対して“どうだろうね?”と一緒に考えることで、探求心を深められるような援助を大切に☻
6月23日 さなぎからてんとう虫に!!
子どもの姿と経験していること
登園するとさなぎになっているてんとう虫を発見!さなぎの横にはもうてんとう虫の姿になっているさなぎもいます👀その様子にAくんが「ほら!先生見て!もうすぐてんとう虫になりそう!!」と伝えてきてくれました。その様子にすみれ組のみんなも「本当だ!」とびっくり!生き物の生態や変化に面白さを感じていました!
また、毎日様子を見て愛着を持っていたことからてんとう虫になったことを喜んでいました!
クラスのみんなも「なになに??」と虫かごを覗く姿が!👀
この遊びを通して経験してほしいこと・保育者の願い
Aくんの気付きをクラスにも発信し、みんなの虫への興味関心に広げていきたい!
そのために必要なことは…?
クラスの時間にAくんからみんなに伝えることに!
すると、てんとう虫の虫かごを覗く子どもたちや、ピーマンの葉にいる幼虫を探す子どもたちが増えました!💛
6月24日 てんとう虫って何食べるんだろう?
子どもの姿と経験していること
てんとう虫にはなったが、食べるものがわからず、「何食べるんだろう?」「このままじゃおなかが減っちゃうかも…」と心配する子どもたち💦保育者が図鑑を用意し、調べてみることに。すると、てんとう虫はアブラムシを食べることを知りました!自分たちで調べ、てんとう虫の生態を知ることで、より関心が深まり、積極的に飼育しよう!という気持ちにつながっていました。
そこからアブラムシ探しがスタートします✨ピーマンにいたことを思い出し、葉の裏を見るとアブラムシを発見!アブラムシをてんとう虫にあげてみる子どもたち!友達と一緒に調べたり、面白さを共有したりしながらかかわることが楽しい姿でいっぱいでした!そのことが、「これがさなぎだよ」や「アブラムシを食べるんだよ」など友達とのやりとりにもつながっていました!
【遊びの中での学び】
このエピソードの中で、まずはてんとう虫に出会ったことで生態を知り、幼虫→さなぎ→成虫と過程があることが、日々興味関心の深まりにつながったと思います。また、命を身近で感じることで、いたわりの心を感じる経験となりました。生き物との出会いを通して、好奇心や探求心の芽生え・人間関係など様々な育ちの面が見られました。今回一人の気づきをスタートに、日に日にその関心がクラスの友達にも広がり、いつの間にかクラスのみんなでテントウムシが成長していく様子を見守っていく姿が見られました。そんな、一人の気づきが、みんなの興味関心に広がり、気持ちの面や人間関係など様々な面でクラスの子どもたちが繋がり合う姿があり、とても嬉しかったエピソードです。